操作ログ取得ツールが必要な理由

企業にとって、大きな脅威となっていることの一つがサイバー攻撃です。
サイバー攻撃は国境をまたいで行われることも多く、しばしば世界的なネットワークの混乱を招くような大規模なサイバー攻撃が行われています。

サイバー攻撃にもいくつかの方法があり、時代とともに次々と新しい手口が出てきました。

サイバー攻撃は、攻撃を行う側とそれを防ぐ側とが常にいたちごっこを繰り返しているというのが現状であり、正直なところどれだけ厳密に防御対策をしたとしても完璧に防ぎ切るというのは難しいのです。

しかし防御をすることは難しくても、攻撃があったということを素早く発見し、そこから対策をしていくことはできます。

サイバー攻撃を100%感知することができるシステムとして推奨されているのが操作ログ取得ツールです。
2012年3月に内閣官房情報セキュリティセンターが発表した報告書によると、新しいタイプの攻撃にはログ取得と管理が有効であるとしています。

操作ログ取得ツールでは、ネットワーク上にあるクライアントPCに専用エージェントを導入することにより、その端末で行ったファイルの編集作業やUSBメモリなどによる外部記憶デバイスの使用などを記録として残せるようになります。

そこでネットワークに何らかのエラーが発生したときに、そのログをたどってみることにより、どういったことが原因となりそのエラーが発生したか、ということを突き止めることが可能です。

主な機能、お勧めな管理方法

操作ログ取得ツールとして配布されているソフトの機能として、ログ収集の他にログ分析やレポート機能、アラート機能といったものがセットになっています。
これらは外部からの侵入に備えるだけでなく、それぞれの端末を使用している人が正規の利用以外の目的に使用していないかを監視できるというメリットがあるのです。

過去の情報漏えいの事例を見てみても、外部からのハッキングによる行為よりもむしろ内部の使用者のリテラシーの低さにより漏洩が発生した、ということが非常に多くなっています。

現在では禁止されているファイル共有ソフトなどがまさにその代表的な事例でしょう。
「Winny」という自動的にネットワークでファイル共有ができるようになるソフトを業務用に使用しているパソコンにインストールしていた人から重要な個人情報が漏れたことがありました。

そうした不正な操作があると、ログ管理ソフトが感知をして管理者にアラートを表示するので、どこで不正な使用があったかをすぐに発見することができます。
近年では操作ログ取得ツールをクラウドで管理をするというものもあり、導入のハードルは年々下がってきました。