入退室管理システムとは

企業のセキュリティ対策の基本的な項目の一つに、入退室管理システムがあります。
入退室管理を導入することにより、重要な情報を取り扱う企業において部外者の侵入を防ぎ、セキュリティを高められるというメリットがあるのです。

入退室管理システムにもいくつかの種類があり、社内に入るときに管理をするというものから、個別にエリア分けをした部署に入室するたびにその記録をとる、というものなどがあります。

どこまでシステムを導入するかはそれぞれの業種によって異なりますが、IT関連業界など重要な情報が多く取り扱われてる場所や研究施設などでは、より厳密な管理を行っているものです。
システムを取り扱っている企業もかなり数多くあり、導入のときにはかなり数多くのものから選ぶことができます。

ここ近年多くの現場で導入されているものとしては、勤怠管理システムと一致させているタイプです。
入室をするときに出勤としての打刻を行い、残業時間や出退勤日数をカウントすることができる仕組みになっています。

入室管理と出退勤システムを一致させることにより、セキュリティを高めるだけでなく、人事・総務の業務を減らすことが可能です。
人事課によって管理をされていることが多く、複数の機能を持ったサービスが複数登場しているので、会社規模や導入環境によって使い分けをしていくとよいでしょう。

入退室管理システムの課題

入退室管理システムというと機械的なものを連想しますが、もともとは入室時に指名を記入するような方法で行われてきました。
社外からの訪問者が訪れるときにゲートで名前を記入し、プレートを見えるところにつけて入るという方法がよく取られていますが、それこそが入退室管理システムの起源となっているのです。

日本において最初に入退室管理システムが導入されたのは研究所や原子力施設、企業のサーバー管理室といったところでした。
現在では職種を選ばず、どんな業種からでも依頼があります。

一方で、多くの場所で導入が進んだことにより、従来までのカードID式ではなく非接触型の生体認証システムが主流になってきました。
現在では顔認証システムなど、利用をする本人が意識をしなくとも自動的に認証をするというシステムも登場しています。
駐車場や特定のゲートを出入りした情報がそのままログとして記録される、というような大規模システムも開発されています。

こうした新システムの導入は多くのメリットをもたらすものです。
一方で、プライバシーの侵害にあたるのではないか、というような報告もされており、そうした課題にどのように取り組んでいくかということが業界として求められています。

勤怠管理についても、記録ではなく監視に利用をされる危険性があるため、どうバランスをとっていくかが課題となるでしょう。